クラブ・ホステスとキャバクラ・キャバ嬢の違いって?
営業形態の違い
キャバクラは個人営業スタイルで基本マンツーマンの接客となります。対するクラブではチーム営業スタイルとなりお客さんに対して複数の女の子がつきます。
キャバクラには「指名制度」と言って、その日その時間毎にお気に入りの女の子を自分のお供に「ご指名」することが出来る制度が採用されています。例えば来店時に女の子を選べばその子が「本指名」、何人かついてくれたヘルプの女の子の中からもう少し話したいと延長して指名すれば「場内指名」と言った具合に、かなりフレキシブルに女の子を選ぶことが出来ます。一方クラブでは「永久指名制度」が採用されていますので、その子がお店にいる限りその子のお客さんということになります。この永久指名のホステスは「係」と呼ばれたりします。
また、キャバクラでは指名の席でヘルプの女の子がお客さんの連絡先を聞く事はタブーですが、クラブでは強制同伴や努力日、売り上げノルマがある場合が多いため、指名客の席でも他の女の子がお客さんに名刺や番号を聞き、同伴などにつなげる営業をします。と言うより、誰かの「係」になるまではヘルプでそういった別の係やママのお客さんの接待をするんですね。ママは文字道りお母さんで、女の子達は娘、係はお姉さんといったイメージです。
給与形態の違い
キャバクラでは給料は「時給+売上制」といったシステムが主流。指名の席での売上やポイントで時給が変動します。
しかしクラブでは売上制か日給制、お店によっては売上折半など、同伴や指名が日給にプラスバックされたりします。また、係の場合「付け」ができます。自分の担当のお客さんが付けで飲んだ場合、付けの回収は全て係負担になります。日給はお店のセット料金が日給の値段が相場売上で仕事をする場合は小計の半分ぐらいが給料になります。
客層の違い
キャバクラは20代~30代の仕事上がりの若いサラリーマンが多いと思いますが、クラブは40代~50代の会社役員の方、最近はIT関連の30代の社長さんなんかも多いと思います。
キャバクラ嬢とホステス
キャバクラ嬢とホステスには、あまり大きな違いがありません。どちらも訪れたお客さんを席まで案内し、そこでお客さんと話しながらお酒を作ったり、たばこの火をつけたりという細かいお手伝いを行います。共通して言えるのは、「いかにお客さんに喜んで帰ってもらうか?」という点。異なるのは、キャバクラには「楽しく飲みたい客」が多いのに対し、クラブには「落ち着いて飲みたい客」が多いという点で、これによりキャバクラ嬢は「楽しく笑って盛り上げる接客」を意識しているしホステスは「じっくり話を聴いて包み込むような接客」を意識していることは間違いなさそうです。